2014年1月1日水曜日

自転車について (about bicycle)


お遍路で使用する自転車について整理をしてみた。

自転車旅行をする人には2つのタイプがある。
  • 経験者:自転車の趣味が高じて、自転車旅行をしようと思った人
  • 初心者:いきなり自転車旅行に出かけてしまう人

少し危険なのが後者の初心者タイプだ。夏の北海道旅行では次の様な自転車旅行者を時々見かける。
  • 軽快車(ママチャリ)で旅行している。
  • チェーンが錆びている(整備不良)。
  • スポークが頻繁に折れてしまう人。

ママチャリだとパンクしたとき、ホイールを簡単に外せないのでパンクの修理が面倒だ。どうしてもと言うのなら、最低でも安全基準(BAA)の自転車を使って欲しい。1万円前後の中国製のママチャリは論外である。 
自転車を購入してすぐ旅行に出かけるのも危険である。自転車も自動車と同様に慣らしが必要なのだ。走っている間に振動でネジが緩んだり、ケーブルが伸びたりするので、300kmくらい走ってから購入した自転車店でチェックをしてもらい、それから旅行に出かけて欲しいものである。

野宿と自炊をする自転車旅行では、荷物の重さが20kgくらいになる。これだけの重さをがプラスされるので、スポーク折れを防ぐ為に32Hまたは36Hのホイールを選択するのが良いと思う。体重が重い人は尚更である。
6本組の例
お遍路の途中、どこかで必ず雨に降られると思う。泥除けがあるととても快適に走れる。私にとっては必須アイテムだ。そして雨に降られるとチェーンの油が切れてしまうので、小さい容器にチェーン油を入れて持っていこう。 ちなみに、私はフィニッシュラインのクロスカントリー(Wet)を使っている。

容器に入れたチェーン油

それと荷物の積み方であるが、ダボ穴の無い自転車の場合、シートポスト用のキャリアを使う方法があるが、耐荷重が足りないと思う。道の凹凸もあるので、搭載する荷物の倍の耐荷重が無いと私は安心できない。巡礼の途中でキャリアが破損したときの事を想像して欲しい。
  • 修理できますか? 
  • 修理出来ないとき、重い荷物をどう運びますか? 
専用のキャリアを使うのが良く、日東キャンピーとか世界定番のTubusとを選ぶと良い。

TubusのLogo、耐荷重40kg
リアライト取付けの穴もある

砂利道を走ることは無いと思うが、山奥のお寺では荒れた舗装道路を走ることも稀にある。細いタイヤ(23c)のロードで高速移動することも出来るが、ハンドリングがクイックだし、重い荷物を運ぶ用途に向いていないので、疲れてしまうと思う。結局は、旅行用の自転車(ランドナー)が一番だ。

2013年、四国お遍路の装備


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